【何と言ってもマグロがすごい!~あのすしざんまいが満を持して京都に殴り込み~】
2018年5月28日オープンの【すしざんまい京都河原町店】に初日から突撃して参りました。
長くなるので結論から言ってしまいますと、予想外に【美味しかった】です!
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名物社長と築地の初競りで有名なあのすしざんまいです。
全国に55店舗展開していますが、関西では道頓堀、三宮についで3店舗目。
ここ最近、寺町三条に大起水産(大起水産の記事はコチラ)、ポルタに金沢まいもん寿司(今度行きます)と新規オープンが相次ぐ京都寿司業界です。
外国人観光客の爆増に伴い寿司店の需要も拡大しているので、これに乗らない手は無いと各社が続々新規オープンしています。
そこに、満を持して大々的に宣伝しつつすしざんまいが殴り込みをかけたわけです。
すしざんまいは回転寿司と回らないタイプがありますが、河原町店は【回らない】タイプです。
河原町蛸薬師という繁華街の中心エリア、交通の便もよく京都人にも観光客にも需要が見込めます。
24時間営業とのことですが、開店日は11:00からの営業とのこと。
並んでるかなと思い、10:00頃に行ってみるもまだ関係者らしき人しかいません。
数年前に山ちゃんがオープンしたビルの1階でChelsea7というレストランが入っていた所です。
いちごやまで一躍有名になったFUKUNAGA294の北隣です。(FUKUNAGA294の記事はコチラ)
ぼーっと待つのもアレなので、先日オープンした神乃珈琲(神乃珈琲の記事はコチラ)に歩いて行きました。
少しのんびりして11:00ちょうどに戻ってくると、もう店舗前は大賑わいです。
巨大なマグロ、芸舞妓、ちんどんや、社長、報道陣、その他という奇妙な光景。
店内すでに客は入っていて、待ちです。
しかし、店前でマグロと芸舞妓さんをバックに、インタビューに応じる社長が楽しめるので待つのも苦痛ではありませんでした。
インタビューでは、「京都は有数の観光地ですが、観光客からの需要も多そうですね?」という質問に対して、「いえ、観光客よりも京都の方に食べて頂きたいという思いが一番です!」という回答をしておられました。
感心しました。観光客向けの店、施設ばかりでうんざりする中で見事な心意気です。
インタビューの後は写真撮影です。
お馴染みの「おすしといえば!?」『すしざんまい!!』を何十回もやる社長と芸舞妓さん、ちんどんやさん。
メディア用が終わったら今度は観光客とも撮ります。
外国人観光客とも撮ったり、大忙しの社長と芸舞妓さんでした。
あのポーズを恐らく20~30回はやっていました。
社長を初めて見ましたが、ニコニコ笑顔で対応していて待ち客にも声掛けするなど好印象でした。
すしざんまいのWikipedia(コチラ)を見たら社長が直々に話をしにいって、ソマリア沖の海賊をマグロ漁師に転職させたとかいうエピソードも載ってました。
Wikipwdiaなんで本当かはわかりませんが…。
一通り写真を撮り終えると、マグロは店内へ、芸舞妓さんはほとんどが店内に入って接客するのですが、2人くらいは外に残り、待ち客に話しかけたりします。
待ち時間も退屈させないように気遣いされており、ここにも感心。
もちろん店内も注文の待ち時間等に退屈しないように芸舞妓さんが話しかけてくれます。
入口付近から撮った店内状況はこんな感じ。
11:40頃にやっと案内されました。
店内の雰囲気はものすごい賑やかです。
[お客様ご案内でーーす!]『いらっしゃいませえええええ!!!!(店員全員の絶叫)』というもはや怒号のような雄叫びで歓迎されます。
声が大きすぎてビクってなります。
カウンターとテーブル席がありますがカウンターに案内されました。
とりあえずお茶を注文しメニューを見ます。
やはりすしざんまいといえばマグロの印象が強いのでまぐろざんまいを注文。
しばし待ち。
その間に退屈しないように舞妓さんが話しかけてくれます。
[余談]
5~6年前まで働いていた所に舞妓さんの出入りがあったのですが、そこのお客さんだった子(当時は見習い)がいて、「あーあの子も立派な舞妓さんになったな~」と感傷に浸っていると、「昔○○で働いてはりましたよね!?」と話しかけられ昔話に少し花が咲きました。
数年前にちょっと関わりがあったくらいなのに、ワタクシのことを覚えていた記憶力の良さと垢抜けて美しくなった姿に少し驚きました…。
なんでも今年が舞妓さんラストで芸妓さんになるんだそうな。
今では舞妓さんの中でも一番のベテランで、鴨川をどりではセンター(的ポジション)になったりするほどに成長したとのこと。
はぇ~あんな芋っぽかった(失礼!)女の子がもうそんなになったのか…と時の流れの速さを痛感。
有名だった某舞妓さんは結婚して引退されたという事も聞き、諸行無常を感じました。
話をしている間にまぐろざんまい¥3000が到着していました。
¥3000というお値段ですが、大トロ×2・炙りトロ×2・中トロ×2・赤身×2・ネギトロ×2・鉄火巻×3というボリュームを考慮すれば割安でしょうか。
とにかく重要なのは味です。
ピンボケ&目ねぎ落下という…。
肝心のお味の方は…
美味しいっ!!
これはかなり美味しかったです。
正直あまり期待はしていなかったのですが、マグロはどれも素晴らしいお味でした!
オープン特需でかなりの消費が見込めるのもあるのでしょうが、京都での第一印象のために、ケチらず、かなり良いマグロを仕入れたことが窺えます。
すしざんまいの本気度が感じられました。
ちなみに味噌汁(海苔)が付いていたのですが忘れられていて後から出てきました。
気づいていなかったので得した気分です。
まぐろざんまいでかなり満腹感が来ていたのですが、味を確かめたいので厳選して注文していきます。
1貫から注文できるので全て1貫で注文しました。
赤貝¥398。
写りが悪いですが、これもおいしかったです。
つぶ貝¥348。
正直、つぶ貝はイマイチでした。
悪くは無いのですが、あのツブ貝特有のクセというか臭みというか何というか【貝感】のようなものがなく、ただコリコリしている感じでした。
続いてぼたんえび¥398と、うに¥498。
写真は撮り忘れましたが美味しかったです。
ものすごく美味しいわけではありませんがまずまず、及第点と言えます。
えんがわや穴子も食べたかったのですが、この時点でこってり系は十分だったためやめました。
いわしやイカも食べたかったのですが、臭みが口に残ったら嫌、あっさりすぎるのも嫌ということで迷ったあげく、しまあじ¥248と活たこ¥198を注文。
活たこは、どうかなー臭いかなーと心配していたのですが全く臭みは無く、歯ごたえが良い感じでした。
しまあじも及第点。
マグロが待機していて、解体ショーが始まりそうでしたが、お腹いっぱいなので断念。
全体的にネタは小さ目で1貫から頼めるので色々な種類を楽しめます。
お高め(チェーン店にしては)の値段設定ではありますが、どれも美味しくて価格には納得できました。
特にマグロに関しては京都では高級店含めてもトップクラスだと思いました。
しかし、この味が開店特需に沸く今だけなのか、今後も継続していけるかがポイントになりそうです。
24時間営業なので、ネタの鮮度管理が難しそうですが、そこは実績があるので心配はいらなさそうですが…。
今後もちょくちょく通って判断していきたいと思いました。
回らない寿司、立地、ネタのサイズ、賑やかな雰囲気等の条件から、一番のライバルとなるのは先斗町の【すしてつ】(すしてつの記事はコチラ)でしょうか。
ただ、すしてつは1貫¥100と少し安めなのに対して、すしざんまいの方が少し高めです。
味の方は、すしてつも(価格を考慮して)美味しいですが日によって結構差がある印象なので、比較は難しいです。
今日に限って言えばすしざんまいに軍配が上がりますね。
すしてつがいつもかなり並んでいるので、すしざんまいの混み具合も気になるところです。
ただ、すしざんまいで一点、際立って残念だったのが飲み物のラインナップです。
【お寿司とお酒】という組み合わせが好きなので、日本酒や焼酎に飲みたいものが無かったのが個人的にはかなりの残念ポイント。
すしてつが京都のお酒等も揃えているので、この点ではすしてつに軍配が上がります。
お腹いっぱい食べて、¥5000を少し超えました。
開店のクーポンをもっていなかったのですが適用してくれて¥500引きとなり、¥5000でおつりが来ました。
支払いはカードか現金。
クーポンが貰えました。
帰り際も結構並んでいました。
正直に申し上げると、すしざんまいのことは【あのおもしろ社長が展開するチェーン店】という認識でしかなかったのですが予想を超える美味しさでした。
味ももちろんですが、客を退屈させないおもてなしの気持ちや華やかな開店祝いからも本気度が感じ取られました。
初日なのでまだ何とも言えませんが、24時間年中無休でこの味が食べられるとしたら中々魅力的だと思いました。
すしざんまい、あなどれなません…。
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すしざんまい公式HPはコチラ
予約不可
24時間年中無休
カウンター12席・テーブル54席・個室8席
全席禁煙
こんにちわ。
京トピですしざんまいオープンしたのを見て検索したら貴殿の食レポにたどり着きました。
道頓堀初出店からすしざんまいはファンで何回も大阪行く度道頓堀は寄ってました。
念願の京都出店でとても喜んでます。月2回いきたいです。
まぐろはこちらとても美味しいです。
特に中とろがお薦めです。
他のネタは仕入れによって味が変わりますがほぼ及第点やと思います。
あっこら辺行く時は美登利寿司しか選択がなかったのでちょいちょい行くきっかけになります(^∇^)
長次郎は不味いし行く気がしないし京都は高いお寿司しかないんかなーって諦めてたとこです。
また食レポ見に参りますね
コメントありがとうございます。
正直すしざんまいにあまり期待していなかったので初日のまぐろの美味しさには驚きました。
先斗町のすしてつは安い割には頑張ってると思います。
昨日ひさしぶりに行きましたので記事作成中です。
同じ先斗町のかっぱ寿司(チェーンではない)は値段が倍以上するにも拘らずイマイチでした。
行列なのが少しネックですが、値段を考えたら一度行ってみる価値はありそうです。