京都市左京区にございます、鞍馬寺にて行われた五月満月祭に初めて行ってきました。
毎年5月の満月の日に行われます。
鞍馬寺は4年くらい前に一度行ったことがありますがその時は近くの【くらま温泉】のついでに寄りました。
くらま温泉は¥1000で日帰り入浴できて、ぬるめで人が少なくてのんびりできた記憶でオススメです。
行事自体は初めて体験します。
昔から鞍馬寺で密かに行われていたそうですが、1947年に東南アジアで行われていたウエサク祭と似ていることがわかり五月満月祭の読み方ににウエサクサイがあてられた模様。
ロウソクの火を持ちつつスリランカのお坊さんのお経を静かに聞く行事程度の認識だったのですが、そんな単純なモノではなかったです。
行事は19:00から始まります。
しかし、出発が送れたのと道を間違えたのもあり到着が大幅に遅れてしまいました。
雨が降りそうで、体調が悪かったので行くか迷ったのですが、なんやかんやで行きました。
電車で行く場合は叡山電鉄鞍馬駅のすぐそばです。
車の場合は民間の駐車場に停めますがだいたいどこも満車です。
一日¥500~40分¥500くらいのとこまで値段設定は幅広いです。
一般家庭が敷地を駐車場として貸している所もあります。
そんなこんなで鞍馬寺前まで到着。
ほとんど人がいない中、参道を上がって行きます。
めちゃくちゃしんどいです。
本来ならここで入山料を納めるのですが、この日は無料だったのかおばちゃんにスルーされました。
まだまだ砂利道と石段が続きます。
以前来たときは全く辛さを感じなかったのですが、神護寺並みのしんどさを感じました。
決して老いではない、体調と服、靴のせいだと言い聞かせます。
例年はかなり寒いと聞いて厚着して行ったのが完全に裏目に出て、汗だくです。
大杉さん。
20分ほど登り続け、もうすぐで本堂だと思ったら人が続々降りてきます。
20:00過ぎ、終了した模様。
本堂に到着。
こんな状況ですが、とにかく疲れ果ててたのでベンチに座って休憩します。
みんな並びつつ西から本堂に入り、回って中の僧侶に挨拶?顔見せ?拝観?的なのをして出てきます。
↓西から入り
東へ出て
正面へ
僧侶の前へ
その後に水を貰う流れです。
珍しい装束です。
あのマスクのようなものは初めて見ました。
この一通りの流れが終わると、みなさんが手にした心のともし灯(¥1000)なる赤いロウソクを置いていきます。
炎がゆらめいて綺麗です。
と、これだけだと神秘的でお洒落な儀式に見えますが実際は少し違います。
あまり具体的内容を調べずに行ったので仏教的な儀式だと思っていたのですが、なんだか、新興宗教臭が若干します。
そもそもが鞍馬寺は天台宗から独立し鞍馬弘教という独自路線を行っている模様。
宗教宗教してるというかなんというか。
よく言うと神秘的・スピリチュアル、悪く言うとヤバい・カルト臭。
儀式がというのもありますが、人がというのもあります。
行動も良くわからないのですが、服装も結構ヤバめの人が多い気がします。
もちろん普通の人もいますが…。
本堂前ではシートをしいてピクニック気分かと思いきや、何かしらの儀式をしている集団もいます。
天に向かって両手を掲げてブツブツ言ってる人や、目を閉じて笑いながらずっと頷いている人など。
下半身は不動で上半身だけ太極拳のような動きをしている人など様々です。
深夜まで行われると思っていたのですが、21:30頃にお開きの雰囲気が。
情報を得ようにも電波が悪いです。
この行事は年を重ねるごとに少しずつ形式が変わっているようで、あちこちから去年は~とか、前は~的な話が聞こえます。
係員の人に尋ねたら、もう終わりとのことで帰りました。
帰りの道も暗い山道で危ないです。
帰宅後、色々検索したらやはりこの行事に参加されていた方は【濃い】方が多いですね…。
無宗教の私には少し刺激が強すぎました…。