【チョウドイイマツリ】
京都市左京区の貴船神社にてに行われた貴船祭に行ってきました。
毎年6月1日に行われます。
貴船神社に行くのはは4年ぶりくらい、ちゃんと参拝するのは初めてです。
11:00開始ですが早めの10:00頃に到着しました。
時間があるので本殿より北にある結社や奥宮を周って時間をつぶします。
縁結びにご利益があるという結社。
旧本殿の奥宮。
元々数が少ないのもあり、近隣駐車場は停められません。
修学旅行生の予約車両や、関係車両等、事前に申請してた車両のみというところがほとんどです。
基本的には電車かバスで来ることになりそうです。
バイクは奥の宮手前のつつみヶ岩前に停めている車両や、路駐車両が多数。
日程はこんな感じです。
神事
舞楽奉納
-昼-
御神輿が境内からべにや前まで南下
一息ついた後、奥宮まで北上
奥宮で神事
お千度参り
餅配り
出雲神楽奉納
神輿が境内まで戻って終了という流れです。
大ざっぱに言うと、午前は静かに神事、昼からは賑やかに御神輿が巡行するという祭です。
本殿に戻り11:00から神事が始まります。
テントの下の座席は関係者席です。
一般客はその後ろ、横で観覧します。
人はそこそこいますが密集感はなく、割とゆったりしています。
動画を撮りました。
祝詞奏上等、退屈といえば退屈です。
こんなもんといえばこんなもんです。
続いて舞楽奉納です。
舞楽奉納が終わると玉串奉納です。
石清水八幡宮宮司
上賀茂神社宮司
下鴨神社禰宜
吉田神社禰宜
ご近所鞍馬の由岐神社宮司
左京区長
鞍馬寺貫主代理
京都バス社長
等々の方が奉納していました。何となくスーツの皺が気になります…。
この後、拝礼して、お供え物を撤収し、神事の締めは宮司の挨拶です。
定型文と簡単なあいさつ、この後の流れ等をサクッと話していました。
これで午前中の神事は終わって一旦休憩に入ります。
屋台が出ていないうえ、近場にコンビニ等もないため必然的に川床やら沿道のお店で食べることになるのですが、全体的にお高めなので流しそうめんに人が集まっていました。
本殿の下にテラスっぽいところがあったのでそこでのんびりしていました。
本殿東のこの休憩所みたいな所の下です。
しばらくのんびりした後、貴船川沿いをブラブラ歩いていて戻ってきたら、境内前が賑やかです。
午前の静かな雰囲気とは打って変わって、太鼓とお囃子が響く【祭】という雰囲気。
午前の静かな雰囲気とはガラッと変わっています。
太鼓はスーツのおっちゃんやら着物のおばちゃんお姉さまやらが交代交代で叩いています。
13:30くらいに御神輿が石段を下ってきて出発します。
南下します。
所々で魂振り?的な感じで、御神輿を激しく揺らして鳴鐶を激しく打ち鳴らします。
掛け声は「ほいっとこら」です。
お祭りというと楽しい行事である反面、ガラの悪い攻撃的な連中が少なからずいて、怒号が飛び交ったり、そこのけそこのけみたいな感じで観覧者を邪魔者扱いするような印象が個人的にはあるのですが、貴船祭は非常に和やかでした。
参道も狭い一本道で車も通るので、交通整理等も大変なのですが、ギスギス感がないのです。
若者風に言うと【変にイキってない】のです。
勢いが合って賑やかなのですが攻撃的ではないという。
バス停まで行くと、御神輿をトラックに乗せます。
べにやさんの駐車場まで行くと、ここで休憩です。
草鞋が良い感じです。
14:00頃、一息ついたら北上します。
川沿いなので気持ちいいです。
所々で休憩しつつ奥宮まで行きます。
休憩中は御神輿を間近で見ることが出来ます。
めちゃくちゃいかついビジュアルなのにきちんと携帯灰皿を使っているお兄さん。
祭感に溢れています。
沿道のお店の人も笑顔です。
警察官の兄ちゃんは終始交通整理で走り回っていました。影のMVPです。
奥宮手前で給水車的な軽トラが颯爽と追い抜いて行きます。
奥宮の門をくぐるために鳳を外します。
一盛り上がりしてからセッティングです。15:30頃に奥宮着。
ここから、奥宮でまた一通り神事をします。
お祓い、祝詞奏上、玉串奉納等。
御神輿に向けても行うので×2です。
神事が終わるとお千度参りです。
木を受け取ったら「おせーんどーんどん。おせーんどーんどん。」と唱えながら御船形石の周りをぐるっと周り、最後に石の上に置きます。
本当は動画の最後に映っている↓の所に木を置くのですが、「石の間に置いてください」というアナウンスを勘違いしたおばちゃんが、石の色々な所の隙間にブッ刺していったので後ろの人もつられて差し込んでしまっていました。
お千度参りが終わると出雲神楽です。
と思いきや、向こうで餅が投げられ始めたのでみんな一気に群がります。
餅配りが終わって少ししたら神楽が始まります。
この間、御神輿の担ぎ手たちは休憩です。警察官たちも束の間の休息。
16:00過ぎに始まりました。内容はスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するモノです。
動画を撮影していたのですが、途中で電池切れになってしまいました…。
ヤマタノオロチを酒でおびき寄せ、酔わせ、さあスサノオノミコトがここから再登場して成敗する!というクライマックスであえなく撮影終了…。
動画は切れてしまいましたが、スサノオノミコトとヤマタノオロチの戦いでは観客席に飛び込んでくれたり、間近で楽しめます。
大げさなやり取りや観客席に飛び込むあたり、少しプロレス感を感じました。
16:45頃に神楽は終了。
神楽が終わったら御神輿がまた境内に戻り、祭は終了となります。
充電が切れたのもあり、暗くなる前にワタクシはここで離脱しました。
全体的にすごく好印象な行事でした。
神事と御神輿、静と動のバランスが良いです。
自然に囲まれていて季節的にも気持ちのいい気候。
観光客もいるが地元の人も多い、人は多いが不快なほど混み合ってはいないという全てがチョウドイイ感じです。
終始ほがらかで笑顔が溢れる居心地のいい空間、地元に密着した愛される素敵なお祭でした。