【3年ぶり】山鉾を見物。混雑状況は…
京都三大祭りの一つ「祇園祭」が始まりました!
2020年、2021年は コロナウイルスの影響で「山鉾巡行」が中止となりましたが、今年2022年は待望の復活。
3年ぶりに、四条通と烏丸通の一部では歩行者天国が実施され、屋台も出店。
と言うことで、前祭の宵々山に山鉾や はやしの見物へ行きました!
■目次
1. 祇園祭 前祭宵宵山
2. 【歩行者天国】コロナ禍の祇園祭、大混雑
3. 山鉾・はやしの見物へ
・長刀鉾
・函谷鉾
・月鉾
・菊水鉾
・山伏山
・放下鉾
・郭巨山
・四条傘鉾
・蟷螂山
・船鉾
・綾傘鉾
・鶏鉾
・岩戸山
・木賊山
・太子山
・芦刈山
・油天神山
・孟宗山
4. まとめ
※画像クリックで拡大表示できます
祇園祭 前祭 宵宵山
前祭の宵宵山 2022年7月15日 17時半頃に四条通に到着しました。
18時からの歩行者天国に備え、警察や警備会社スタッフが交通規制を開始しています。
まだ残っている車を西に流しているようでした。
通りのお店では 冷たい飲み物や出店グルメ、「ちまき」が販売されていて、すでに熱気が高まっています。
【歩行者天国】コロナ禍の祇園祭、大混雑
そして、いよいよ18時になると 人々が歩行者天国へ繰り出しました。
四条通りの山鉾の周りはもちろん、出店の周りにも人が密集してなかなか前に進まない状態に…!
混乱防止で右側通行に制限され、一部の通りも一方通行に。
山鉾の周りでは「立ち止まらないでください」とアナウンスが響いていて大混雑でした。
ただ、やはり外国人が少ない。
10名弱のツアー団体1組と、永住してるっぽい方しか見かけませんでした。
ちなみに、野外ですがほとんどの人がマスクを付けていました。
また、翌日の人出の写真を見るとものすごい混雑状態!この日(宵宵山)はまだマシだったようです。
山鉾・はやしの見物へ
今回の目的は、屋台で飲み食い!も良いですが…やはり 山鉾・はやしの見物へ!
3年ぶりに鳴り響く「コンチキチン」に、カメラやスマホを構えた人が集まります。
私も人混みに負けじと!また、流れに従順に…
撮影しましたのでご覧ください⇩
長刀鉾
河原町から進むと、先頭に「長刀鉾(なぎなたほこ)」が見えてきました。
囃子方(はやしかた)が奏でる おはやしが響いています。
函谷鉾
まだ車が残っているため見物できるスペースが狭く、プチパニックの「函谷鉾(かんこぼこ)」。
胴掛(どうかけ)(鉾にかけられている絨毯)の模様がカラフルです。
暗くなって再び撮影。
月鉾
「月鉾(つきほこ)」でもお囃子が響いています。
まだ暗くなる前に撮影。
帰りに再び撮影しました。
提燈に浮かび上がった「月」の字や胴掛(どうかけ)など、とても綺麗です。
菊水鉾
四条通から上って細い通りへ入るともっと混雑していました。
雨が降り出しましたが、人々は傘をさしてそぞろ歩きます。
こちらも人気、「菊水鉾(きくすいほこ)」。
お茶席へ入る人々で賑わっています。
屋根(唐破風造りと言うそう)がたいへん立派です。
祇園祭の山鉾は 車輪がついている点が、一般的なお祭りの「お神輿」とは違いますよね。
大きく重厚感があり、菊のマークがかっこいい。
提燈の柄もいいですね。
山伏山
この「山伏山(やまぶしやま)」の由来は…
御神体が “山伏”=山中で修行をする行者
の形をしているから、だそうです。
宵宵山では、山ではなく山伏山町屋に飾られていました。
こちらの提燈はカバーがかけられていました。
柄が先程の「菊水」と似ていますが 少し違います。
ほとんどの「山」には、木(松)が立てられています。
放下鉾
ミッキーに見える「放下鉾(ほうかほこ)」。
やはり手拭いや御朱印などの授与品が人気なようでした。
郭巨山
再び四条通りへ出て「郭巨山(かっきょやま)」へ。
さらに人出が増えてきました!
四条傘鉾
さて、19時頃になるとだいぶ暗くなり、提燈の明かりがよく見えてきました。
「四条傘鉾(しじょうかさほこ)」はその名の通り傘が付けされています。
踊り・棒振りばやしが行われています。
最初は前に人がいっぱいいて見えませんでしたが、10分程粘ると先頭で見物できました。
蟷螂山
再び四条通りから少し上がって「蟷螂山(とうろうやま)」へ。
提燈に蟷螂=かまきりが書かれており、御所車にかまきりの人形が飾られています。このかまきりと車輪は動くからくりがあるそうです。
おみくじ等の授与品の人気が高いようで、行列ができていました。
写真に写っている5倍は並んでいましたよ。
船鉾
もうすっかり夜になって熱気も最高潮。
続いて四条通りから下ったところにある山鉾を見物することに。
しかし、出店の前に人が密集していて動けない!
何とか綾小路通りを越えて「船鉾(ふねほこ)」に辿りつきました。
船と船首の金色の鳥(鷁:げき)の迫力が凄かったです。
綾傘鉾
「四条傘鉾」と同様に傘が付いている「綾傘鉾(あやがさほこ)」。
提燈の数が少なく、背が低めです。
しかし、棒振りばやしを見物する人で大混雑していました。
ここは先頭に行けるまで相当時間がかかりそうだったので、耳で楽しみました。
鶏鉾
搭乗拝観する人で賑わう「鶏鉾(にわとりほこ)」。
屋根、胴掛が豪勢な感じで立派でした。
背も高くて迫力があります。
岩戸山
「岩戸山(いわとやま)」は鉾と同じ車をつけた曳山(ひきやま)だそうです。鉾柱のかわりに屋上に真松が立てているのだそう。
無料で見れる展示があったので見学しました。
木賊山
21時頃になると、四条通りから外れると人通りが少なくなってきました。
「木賊山(とくさやま)」ではゆっくりと撮影。
下からのアングルもバッチリ撮れました。
太子山
「太子山(たいしやま)」は、聖徳太子を祀っているそうです。
提燈の明かりが白い(映り方のせい?)だけで、他の山鉾と雰囲気が違うように感じました。
使われている木材も まだ新しい色をしていてちょっと現代的…?
芦刈山
「芦刈山(あしかりやま)」の提燈の明かりも白っぽい。
時間が来たからこの色に変えられたのでしょうか?
巡行の時は
・ライオン(山口華楊原画の「凝視」(1986))
・鶴(山口華楊原画の「鶴図」(1985))
・カキツバタ(尾形光琳原画の「燕子花図」(1994))
などの美しい絵が描かれた前掛などが飾られます。
油天神山
「油天神山(あぶらてんじんやま)」は21時頃には 提燈の明かりが消えていました。
孟宗山
四条通り~烏丸通りへ戻って帰路に着くことにしました。
最後は「孟宗山(もうそうやま)」へ。」
木に乗っているふわふわの綿は雪だそうです。
提燈の白抜きの模様がお洒落じゃないですか。
後祭で見られる山鉾の展示もすでにあったりと、街全体が美術館のようでした!
まとめ
今回は 令和4年度 祇園祭の前祭、宵宵山の様子をレポートしました。
3年ぶりに感じられた祇園祭の熱気に感動しました。
山鉾巡行も楽しみですね。
公益財団法人祇園祭山鉾連合会 (gionmatsuri.or.jp)
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