レトロなムースケーキはふわふわ! 苦みのあるウインナーコーヒーと一緒に…
前回は 木屋町で人気のレトロ喫茶店『ソワレ』に行きました。
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今回は、そのソワレのすぐ近くにあるレトロな喫茶店『築地(つきじ)』にやって来ました。
お店の雰囲気や人気メニューのムースケーキ、ウインナーコーヒーなどをいただいた様子をお届けします。
喫茶 築地(つきじ)
河原町通り(ー木屋町通り)から真橋通へ入ったところに『喫茶 築地』があります。
何だかジブリに出てきそうな異国感のある店構え。
洋風なのに『築地』という渋い店名なのも昭和感があります。
『築地』は 喫茶ソワレより14年長い1934年創業の喫茶店。
戦前から営業しているなんてスゴイ。
外から中の様子が分かりづらいため 少し入りづらいですが、勇気を出して店内へ…
入口を入ると、今では珍しい蝶番が…!
さっそく異空間へ誘われました。
店内は 中世ヨーロッパ、古城を思わせるような異国な空間。
店内にかかるクラシックにより、一層重厚感のある雰囲気が作り出されています。アンティーク家具・装飾に囲まれて、ココが日本 京都と言うことを忘れそうです。
ソワレの昭和レトロとはまた違った種類の “レトロ”ではないでしょうか。
“昭和時代に日本が憧れたヨーロッパ” を感じます。
ユニバやディズニーランドの一角にありそうですよね。
感染対策・分煙は無し
思っていたレトロとは違いましたが、店のシステム?自体は昔のまんまだな…と感じました。
と言うのも、コチラのお店は全席喫煙可。
そして相席になる可能性があります。
今回は一階席の長机に通され、相席になったのでたばこの煙が直撃でした。
また、横との距離が近いのですがパーテーションはありません。
よく考えると入口のアルコール消毒も無く、写真を見返すと店員さんもマスク無しで調理、接客しています。
お店の雰囲気を重視しているのか、時代に乗れていないのか…。
感染対策や分煙を重視する人は入店は難しいかも知れません。
メニュー
メニューは
・コーヒーなどのカフェメニュー
・フロート
・ジュース
・コーヒーや紅茶のカクテル
・ケーキ(4~5種類)
などがあります。
(写真は撮りそびれました。)
人気メニューは ウインナーコーヒーとムースケーキということで、私もそちらを注文しました。
築地 人気メニュー のお味は?
こちらが今回いただいた
・ウインナーコーヒー(ホット)
・ウインナーコーヒー(アイス)
・ムースケーキ
です。
これまたインスタ映えしそうな可愛い見た目ですが、お味のほうは…?
ムースケーキ
さくらんぼと生クリーム、ブルーベリーソースが添えられた白い「ムースケーキ」。
中に細かく切ったフルーツ(白桃?)が混ぜ込まれたシンプルな構成です。
レトロチックな見た目で、食べるのがもったいないくらい可愛い!
食べてみると、食感がとってもふわふわ。
プリンに近い食感を想像していましたが、生クリームのように柔らかいです。
なのに軽すぎず、 ほどよい甘さで美味しい!
ヤクルトっぽい乳製品寄りの優しいお味でした。
ムースケーキは手作り感のある自然な味ですが、ブルーベリーソースとさくらんぼ外国のお菓子のような味でした。
個人的にはムースケーキだけで食べる方が美味しかったです。
ウインナーコーヒー
コチラも定番メニューの「ウインナーコーヒー」。
ムースケーキとセットで1150円です。
ウインナーコーヒーと言えば、もりもりに生クリームが絞ってあるイメージですが、『築地』は生クリームがぽとりと落とされたスマートなビジュアル。
飲んでみると…
生クリームのまろやかな風味が 苦みの強いコーヒーとよく合います。
溶ける前の生クリームのしゅわしゅわ感もイイですね。
苦みが好きな人はそのままで、そうでない人は角砂糖が要ります。
こってりしているかと思っていましたが予想以上にサラりと飲みやすく、ムースケーキにもよく合う大人なウインナーコーヒーでした。
ちなみに、『築地』はウインナーコーヒー発祥の地と言われているそう。
ですが、そもそもウインナーコーヒーはオーストリアのウィーン発祥で、日本で最初に出したのは 東京神保町「ラドリオ喫茶店」とも言われています。
アイスウインナーコーヒー
注文時「アイスコーヒーはありますか」と尋ねると「アイスコーヒーに生クリームがのったものになります」とのこと。
「築地」では基本的に普通のコーヒーは出してないようです。
ということで、アイスのウインナーコーヒーも飲んでみました。
コチラも生クリームは絞らず乗っけてあるタイプ。
厚みのあるグラスがレトロです。
少し混ぜて飲んでみると、ホットと味わいが全然違う!
かなり深煎りされた豆を使っているのか、スモーキーな味で豆の粒感があるような…。
そして、強い苦みと同時にガムシロップの甘みも感じられます。そのガムシロップの味も独特。
コーヒーなのにコーヒーじゃないような…何だか不思議な味のする一杯でした。
ですが、生クリームがほとんど分離せずに溶けているのには驚きました。
まとめ
今回は京都河原町にある『喫茶 築地』に行きました。
ヨーロッパのお城の様な店内、美味しいムースケーキ、唯一無二のウインナーコーヒー…とワクワクさせられる喫茶店でした。
店員さんが塩対応で バタバタとしていて、機械のようにずっと「いらっしゃいませーいらっしゃいませーありがとうございます」を連呼しているので、ゆっくり過ごすには向かないかも知れません。
しかし、それも含めた独特な雰囲気が面白かったです。
築地 基本情報
アクセス:
・阪急「京都河原町駅」 1-A出口より 徒歩約1分
・京阪「祇園四条駅」より 徒歩約4分
営業時間: 11:00~16:00
定休日: 無休
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