【良心的価格で美味しいフレンチ】
土曜の19:00過ぎに前を通りかかったので知人と二人で入ってみました。
東大路沿いの四条と五条の間、祇園というよりは安井・清水エリアでしょうか。
美味しいと評判は聞いていたのですが、以前一度電話してみたら予約で一杯とのことで断念したことがあります。
今回も土曜でしたので満席かなと思いつつも、予約なしで扉を開くと、空いてるとのことで入店。
ちょうど桜の時期が終わった頃で祇園・清水界隈も割と人が少なかったのが幸いでした。
店内はカップルと家族連れの二組。
カウンター的な席もありますので一人でも来れますね。
静かでお上品な雰囲気でしたので写真を撮りづらい気がしましたが、控えめに撮影。
店主の若いシェフと、かわいらしい20代の女の子の二人で切り盛りしていました。
女の子はアルバイトでしょうか。雑ではないですがあまり慣れていない印象でした。
ナプキンとともにおしぼりが提供されます。
きちんとしたフレンチレストランですので、ラフではないですがカジュアル寄りのようです。
コースはプチ¥3050・桐¥4150・楓¥5250の三種類。
とりあえず二人とも桐コースで注文。
ワタクシはこの後運転する用事がありましたのでオールフリー(ペリエでもよかったのですが)、連れはワインが苦手なのでシードルで。
ワインも色々ありましたので次回来店時は飲みたいですね。
シードルは岩手県産りんご100%使用でアルコール6.5度のものでした。
食前酒はアルコール有り無しが選べるとのことなのでワタクシはなし、連れはありで注文しました。
オードブルは二種類ずつありましたので全て別々で注文。
メインは、連れはガリシア栗豚肩ロース肉のグリエ、ワタクシは魚料理が気になったのですが、オススメを聞いたところ「国産牛肉のシェリー酒煮込みが人気ですけど…」とのことだったのでそれにしました。
苦手なもの等もあれば対応してもらえます。
となりの家族連れはキャベツを入れないように伝えたようでした。
写真はありませんがパンはかなり硬めでした。
ワタクシは硬いのも好きですが、連れは「硬いなぁ…」とブツクサ申しておりました。
フレンチといえばやはりパンが出てきますが、ワタクシはどうも素手でちぎって食べるのが苦手なんですよね。
そもそも朝→パン、夜→米で育ちましたので、ライスが選べたらなぁ、と。
食べるにしても硬いパンはちぎりにくいし皿を持ち上げて受け皿にしつつそのままかじってしまいたい…。
もはやお店に対してではなくフレンチに対して不満を抱きつつも、なんやかんやで遠慮なくパンをおかわり。
以下、料理写真です。
あっさりめの味付けで素材の味が引き立っています!
ソースもさっぱりとしていて必要以上には主張してきません。
決して味が薄いわけではないです。
完成度の高さに関心してしまいました。
連れも美味しいと称賛していましたが、メインの豚は少々物足りなかった模様。
ワタクシのメイン、シェリー酒煮込みは【想像通りの】美味しさでした。
【想像通り】というのも、アミューズやオードブルの完成度と比較するとまあまあ美味しいくらいの意味で想像を超える程ではありませんでした。
メインの後は、チーズかデザートか選べます。
連れはチーズ好きなのでチーズを注文。
料理と同じく、女の子がチーズの種類を解説してくれるのですが、説明が間違っていました。
ワタクシもボーっと聞いていたので連れが言うまで気づきませんでしたが、言われてみれば確かに違いました。
どうやらチーズを頼む人は少ないようですね。
デザートは普通です。
食後はコーヒーか紅茶を選べます。
私は紅茶にしたのですが、合わせてブランデーも出てきました…。
もちろん飲酒運転になるので紅茶に入れることはできませんでしたが香りだけ楽しみました。
一通り頂きましたら結構お腹もふくれました。
お会計は現金かクレジットカード。
サービス料等はなし、コース代・ドリンク代のみ。
総合的に満足度は高いです。
料理自体の味はもちろんのこと、立地の良さ(しかも駐車場あり)も考えると、この値段でこの質の高さはかなり高次元です。
フレンチの形式ばった雰囲気がどうも馴染めないのですが、こちらのお店はまた来たいと思える良い店でした。
次回はワインを愉しみたいですね。
ランチもされているみたいなのでそちらも気になります。
今回は予約なしで突撃してみましたが、基本的にフレンチの場合は予約するのがマナーとされているのでしたほうが良いでしょう。
人気店ですので満席の可能性も高いです。
since1998とのことでしたが、20年前からあったかなとは思いつつもシェフも20年この場所でと仰っていたので間違いなさそうです。
シェフはお若い方でしたので代替わりはしていると思いますが、すぐ潰れる飲食店が多い場所で20年続いているのは伊達じゃないです。
駐車場は店舗北隣です。