京都市右京区・嵯峨嵐山で行われました、三船祭に行ってきました。
毎年5月の第3日曜日に行われます、車折神社[クルマザキジンジャ]の祭です。
平安時代の船遊びが再現されるのが見所です。
とは言え、歴史は結構浅めで昭和天皇即位を記念して1928年から始まりました。
以前は車折神社で神事を行って、行列が三条通りを西進、渡月橋を渡り中之島公園へ。
そして船で舞や歌の披露、扇流し等をするのです、
が、
今年は違いました。
事前に下調べをしていた情報が古かったようで、車折神社での神事や行列もないとのこと!
結果的には中之島公園スタート、その後左岸で神事をしてから船遊びという流れだったそうです。
不覚…。
2014年が台風(車折神社が浸水、修復費用で財政難)の影響で中止、2015年から中之島スタートの清少納言道中となったようです。
以前は平成の姫君なる10人ほどの一般女性が扇流しを行っていたのですが、新たに始まった2015年度から、清少納言役の女性を地元関係者の中から選び主役に据えることになった模様。
葵祭の斎王代の模倣でしょうか。
車折神社の玉垣で歴史の新しさを感じられます。
ちなみに初代が宝塚出身の舞台女優、2代目がフルート奏者、3代目が宗教の大谷さんの偉い人の奥さん、そして今回はアミタ株式会社の社長夫人さんとのことです。
アミタホールディングスかと思ったのですが、左京区に本社を構える全く違う会社のようです。
早めに車折神社へ到着し、芸能人の玉垣を見たりしていたのですが、一向に祭の気配がない。
境内に一枚だけ貼ってあったポスターを見てみると…
なんと!中之島公園出発になっている!と、ここで気づきました。
急いでも仕方ないので、のんびりと三条通を西進し渡月橋方面へ。
以前は平安装束を身に纏った優雅な行列が練り歩いていた道をなぞります。
渡月橋のすぐそば、抜群の立地のこちら【TOGETSU CAFE】(TOGETSU CAFEの記事はコチラ)に寄りました。
このカフェには正直驚きました…。
その流れで右岸(南側)に。
13:00頃はこんな様子。
流れでこちら岸に来てしまったのですが、良し悪しでした。
対岸の左岸で神事が行われていて、遠くて詳細はわかりません。
しかし左岸(北側)は8:00頃から場所取りする人もいるそうでかなりの混雑。
こちら側は日陰になっているため涼しくていい感じではありますが、すぐ後ろが山で上空を木々が覆っているので虫がすごいです。
ダニがいたので要注意です。
まさかの軽トラ出現でおっちゃん達もてんやわんやです。
13:30過ぎに船が出ます。
祭のメインの船は三隻です。(三船祭の由来、元は和歌・漢詩・奉楽)
- 清少納言やらが扇流しをする御座船。
- いちひめ雅楽会が雅楽・舞楽を奉納する龍頭船。
- 日本今様謌舞楽会 が今様(歌)を奉納する鷁首船。
に加えて、随侍船です。
狭い場所に遊覧船、手漕ぎボートに保津川下りの船まで加わり、中々混沌としています。
渡月橋方面へ進んでいきます。
手漕ぎボート勢も必死に追いかけます。
一気にガランとしました。
結構長い事渡月橋方面で舞や歌の披露をした後、こちらに戻ってきて着岸。
まさかの着岸でこっち岸には来ないのか!?的な不安が走り始めましたが、再度離岸して周り始めて一安心。
屋台船はおでんやイカ焼きを売っています。
右岸は結構空いてきました。
14:45頃、清少納言が右岸に来ました。
盛大に指がフレームイン。
ボート乗り場は両岸にあり、¥1500。カップル・夫婦・親子がほとんどで、一人で乗る猛者はいませんでした。
遊覧船は¥1100。
左岸に回る。
15:00頃、祭の終わりはニュルっとしていて、各自解散という感じです。
御神体でしょうか。
写真撮影に興じる若者たち。アルバイトでしょうか。
帰り際にたまたま見たのですが、祭終了後は宿らんざんで各自着替えて解散みたいです。
さっきまで平安装束を身に纏っていた一際目立つ綺麗な方が、普通にお洒落な格好で出てきたのでギャップに驚きました。
平安装束って着替えに時間がかかりそうですが、意外とすぐ終わるんですね。
全体的に華やかで雅な雰囲気でのんびり楽しめました。
来年は機会があれば手漕ぎボートで流れる扇を拾いに行きたいですね。
“三船祭(嵐山・車折神社)に行ってきました~2018年5月20日~” への1件の返信