【最上ではないが最良か!?】
先日オープンしたすしざんまいが思いの外おいしかったので比較のために訪れました。
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かなり久しぶり、1年ぶりくらいに訪れました。
以前は月2くらいで訪れていたのですが、行列が嫌になり足が遠のいていました…。
こちらのすしてつは、大阪の周防町と今回訪れた先斗町に2店舗展開しています。
職人が目の前で握る江戸前寿司が低価格で食べられるという触れ込みです。
先斗町という立地、回らない寿司と聞くと高級店の香りがしますがこちらは1貫¥108(1皿2貫からの提供なので実質2貫¥216)からというお安い価格設定です。
定休日なしで営業時間は12:00~14:00と17:00~24:00(土日祝日は通し営業)です。
予約は4人以上からのみ可能です。
平日でも18:00過ぎから行列で、かなり並ぶのでなるべく早く行くのがオススメです。
空いてくる22:00頃からはネタ切れが多いです。
客層は地元の方、仕事帰りのリーマン、お隣木屋町のキャバ嬢・ボーイ・客、国内外からの観光客が入り乱れています。
今回は週末の14:00過ぎに訪問しましたが、店内の入りは半分ほどでした。
場所は少しわかりにくいですが先斗町の北の方、三条通から行った方が近いです。
先斗町歌舞練場の2件北のビルの1階奥です。
↓先斗町の北の突き当りから見た図。
入店します。
店内はカウンターが20席弱と6人テーブルが4つ、窓際に2人テーブルが少しあります。
席は案内されるがままです。
今回は初めて窓際に案内されました。
飲み物のラインナップは個人的に良い感じです。
京都のお酒があるのが良いですね。
といいつつも鍛高譚を注文。
爽やかなシソの香りとサッパリしたキレがお寿司とよく合うのです。
お通しと鍛高譚が到着。
お通しはクラゲともやしを和えたモノです。
お寿司の方を注文していきます。
本当はイカから食べて途中で芽ネギを挟んで…とかしたいのですが、歳のせいか数が食べられないので味を確認したいものから注文していきます。
メニューはこんな感じです。
この握りは全て1皿2貫¥216です。
裏面に料理。
オススメはカウンター上の別メニューに載っています。
とりあえず最初からガッツリですが、えんがわ、かんぱち、中トロを注文。
しばし、待機。
店内はJ-POPの和風アレンジが流れています。
入店時はZARDの揺れる想いのお琴ver.でした。
店の雰囲気は相変わらず「かしこまりました」ではなく「はいよー」という江戸の雰囲気です。
「いらっしゃいませ。」ではなく「いらっしゃい!」という感じで、すしざんまいのように「いらっしゃいませえええぇえ!!!(怒号)」という程ではないですが、以前上流家庭で育った方と訪れた際には「おいしかったけど少しうるさいね…」と言われてしまいましたので、お上品な空間を求める方は避けるが吉です。
店内カップルも多いですが、静かには話せません。
個人的にはほどよく賑やかで過ごしやすいです。
そもそもお寿司って元は屋台ですからね。むしろ静かなお寿司屋さんってどうなのよって思ってしまいます。
一番大事なのは味なので味次第では店の雰囲気はどちらでも良いですが。
あまりいませんが一人客もいることはいます。
システム的には↓のような感じで、目の前で握って葉っぱの上に出されます。
職人さんの服装が気になりますが、これは通販で買っているとか。
兄ちゃんとおっちゃんの間くらいの歳の男性が握っています。
だいたい3人いて、2人はいつも同じ人ですが1人は結構行く毎に代わっていますね。
各職人が前のスペースを担当する感じで、どの職人に当たるかで結構変わります。
ワタクシはモヒカン風の職人さんに当たることが結構多いですが、シャリのサイズ感やネタの切り方、接客、総合的に良い感じです。
気さくな感じで、連れが話しかけたら軽快なトークを展開してくれていましたが、一人で行ってしっぽりしていたらそっとしておいてくれます。
変にベタベタしてないのが好きです。
お寿司が到着。
シャリはほんの少し粘り気のあるタイプで温かめ、職人さんによって変わりますが小ぶりで程よいサイズ感です。
どれも中々です。
えんがわは若干脂っぽさに欠けますが、食感は良い感じです。
気分的にそこまで脂を欲していなかったのでちょうど良かったです。
中トロ、かんぱちは標準以上の脂感と食感で美味しいです。
続いて鯛、甘エビ、赤貝、つぶ貝。
これが全て1皿¥216という驚きの価格設定です。
甘エビ、鯛は食感・味ともに良し。
つぶ貝はコリコリした食感で及第点。
赤貝は貝感のある味は良かったのですが、食感がフニャッとしていて少し残念でした。
美味しい時はとても美味しいのですが、この価格で安定した味の赤貝を提供するのは中々難しそうです。
この時点でお腹がふくれてきていたのですが、まだまだ食べたいネタがあるので頑張ります。
京都のお酒・古都千年純米吟醸を注文。
こちら、甘口で飲みやすくて以前はよく飲んでいたのですが、この時の気分的に一人で飲むには少ししつこかったです。
ここから別料金のオススメの品です。
伝助生穴子¥540、大トロ¥648、生うに¥648の三品。
伝助生穴子とは生の伝助穴子、即ちデッカイアナゴです。
生アナゴはたまにしかないですがかなり強めのコリコリ感が好きで、あれば必ず注文しています。
今回のは少しだけ骨が気になりますが、独特の食感とクセのない味で美味しかったです。
大トロは脂が乗っていますが口で溶けるようなモノではありません。
少し筋が残っていて歯応えがあります。
これはこれで面白いですが好き嫌いは分かれそうです。
大トロは毎回必ず食べているわけではないですが、以前は特に気にならなかったので日によると思います。
生うには濃厚で美味しいです。
あの独特のクセが程よい感じでした。
ここでもうお腹いっぱいです。
椅子が硬くてお尻が痛いです。
以前は気にならなかったのですが、これも歳のせいでしょうか…。
最後にほうじ茶を飲みつつ鴨川を少し眺めます。
ユカではないですが鴨川をすぐ近くに感じられます。
支払いはカードか現金。
¥5000くらいでした。
飲み物2杯と別料金の品を食べましたが、均一の品とお茶だけなら¥2000~¥3000くらいで十分満足できます。
驚異的な価格設定ですね。
程よく酔った後はそそくさと帰りましたが、鴨川沿いでのんびりしたりインスタ映えする三条大橋のスタバでまったり話をするのも良さそうです。
珍しい楽器の路上ライブをしていました。
正直に申し上げますと、全体的にかなり低価格で提供しているので味は最高級とは言えません。
しかし価格対で考えると京都ではトップクラスになるでしょう。
倍以上の価格で大したことないお店もある中でこの立地でこの価格でこの味は素直に素晴らしいと思います。
味の安定感という面では日によって当たり外れが少々ありますが、そこは大目に見なければいけないでしょう。
近くにすしざんまいが開店しましたが、店のスタイルはだいぶ違います。
- すしてつの方が少し安め
- どちらも【賑やかな回らない寿司】ではあるが雰囲気はすしざんまいはチェーン店感、すしてつは職人の店感
- まぐろに関してはすしざんまいに軍配
- 飲み物のラインナップはすしてつに軍配
というのが個人的に感じた主な違いでしょうか。
味の安定感と混雑具合はすしざんまいは出来たばかりなのでまだ比較できません。
両方それぞれの良さがありますので使い分けできそうです。
今後も両店ちょくちょく通って見定めたいと思います。
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営業時間12:00~14:00と17:00~24:00(土日祝日は12:00~24:00通し営業)
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