宇治田原町にあります「正寿院」の【花風鈴トンネル】を見に行きました
■目次
1.【風鈴寺】正寿院の「風鈴まつり」へ
2. 正寿院への行き方
3. 受付(拝観料プラス…)
4. 花風鈴トンネルが可愛い!
5. 地蔵堂
6. 本堂
7. 客殿へ(風鈴あり)
7-1. 展示 猪目とは?
7-2. 【幸せを呼ぶハート窓】猪目窓
7-3. 天井画
7-4. 客殿の庭園
7-5. まとめ(混雑状況は…)
8. 正寿院 基本情報
※画像クリックで拡大表示できます
【風鈴寺】正寿院の「風鈴まつり」へ
京都府宇治田原市にあります「正寿院(しょうじゅいん)」へやって来ました。
こちらは「ハート窓」がインスタ映えすると人気ですが、6月から3ヶ月行われます「風鈴まつり」も有名で 別名【風鈴寺】と言われます。
今回は正寿院への行き方や「風鈴まつり」の様子、その他の見どころ(ハート窓など)、混雑状況などをレポートします。
正寿院への行き方・駐車場
「正寿院」は宇治田原町の奥山田という山手にあるお寺です。
公共交通機関で行くなら、駅からバスまたはタクシーを使うしかありません。(詳しくは記事最後に記載しています)
そのため、今回は私は車で行きました。京田辺市・城陽市方面から国道307号線をずっと真っ直ぐ進みます。
「かなり山に来たな…」と不安になるタイミングで、ちょうど「正寿院へはトンネル出てすぐ左折」「あと〇km」と看板があるので迷うことはありませんでした。
しかし、寺まであと700mという所で道がかなり狭くなります。運転に自信が無い人は気を付けて下さい。
また、第1駐車場の下段は 車高が低い車は入口の勾配で下を擦ると思いますのでお気を付け下さい。
今回は平日での訪問でしたが、意外と駐車場の空きは少なかったです。しかし、待つことなく駐車できました。
受付(拝観料プラス…)
車を停めて境内へ向かいますと、手前に「客殿」があります。客殿入口の橙色の風鈴と青もみじが綺麗ですが…
まずはその先にある「拝観受付」へ行きます。
道中、カラフルな風鈴トンネルが見えてきました!
「拝観受付」に到着。
拝観料は通常 600円ですが、「風鈴まつり」期間は800円(大人1人)。
そして駐車場協力金が300円。(なぜ “協力金”としているのか…しかも自己申告制。)
ひとりで合計1,100円!の拝観料を納めると、風鈴まつりのパンフ2枚・お菓子(せんべい)をいただきました。パンフは「客殿」で入殿券代わりになるので失くさないように、とのことでした。
「本堂」「客殿」へは再入場が可能です。(混雑時は入場規制有りとのこと)
花風鈴トンネルが可愛い!
拝観受付を過ぎると、すぐに「風鈴トンネル」がありました。
先日行った滋賀県「西教寺」よりエリアは狭いですが 風鈴の数がすごい!
とっても綺麗です。
上下二段に飾られているので、下から見ても奥行があって圧巻です。
風鈴が宙に浮いているようです。
境内の端にあった坂道の上(立ち入りOK)から撮影するとこんな感じ。
「正寿院」は風鈴の中に花を入れた【花風鈴】が飾られています。
・6月~7月初旬「あじさい風鈴」
・7月初旬~8月「ひまわり風鈴」
・9月「こすもす風鈴」 と模様替えされます。
ちなみに、花が風鈴の音色に支障が無いのか疑問でしたが、ちゃんと綺麗な音色が鳴り響いていました。
⇩ この日2022年7月13日に飾られていた風鈴がコチラです
(クリックで拡大表示可)
✿ひまわり風鈴
もちろん花は造花ですが、鮮やかな黄色が素敵ですね。ひまわり畑のようです。
上から見るとこの様な感じです。
✿あじさい風鈴
もう終わっていると思っていた「あじさい風鈴」もありました。
下段が紫色~上段がピンク色(~空の青色)ときれいなグラデーションになっています。
✿青もみじ風鈴
「青もみじ風鈴」もよく見るとグラデーションになっていて綺麗です!
隠れてるてる坊主風鈴も。
✿カラフル風鈴
虹のようにカラフルな風鈴も 半透明で涼しげ。
青と水色の二色のトンネルもありました。(後で画像あり)
恐らく、後から色づけしたのではなく ガラス自体に色がついているから綺麗に見えるんだと思います。
また、受付時に風鈴は触らないようにと注意があったことから、薄張りの繊細な工芸品であると想像できます。音色もトーンが高いです。
風鈴の動画もInstagramで公開しています
⇒ギヲンシヤウシヤ(@gion_by_wemla) • Instagram写真と動画
地蔵堂
風鈴トンネルの横にある「地蔵堂」のカラフルな “叶紐”も綺麗です。
赤い糸で結ばれた風鈴が可愛い。
その左手には自分で作る花手水、なんてものもありました。
本堂
「本堂」内の襖や ご本尊前の天井画の曼荼羅を拝観。
色味が美しく、迫力があります。(撮影禁止と書かれていなかったので控えめに撮影。)
本堂にはこんな展示も。
全国の郷土の風鈴です。鳴らしてみるとかなり違いがあって面白いです。
そして、本堂の縁側からの “風鈴の眺め” も素敵です。
ぜひ、ここで一度休憩してください。涼しい風が吹いて風鈴が一斉に鳴ると、とても癒されますよ。
本堂を奥(裏)に進み、スリッパに履きかえて外に出ます。
出たところから「客殿」入口が見えました。バックに宇治田原(うじだわら)の茶畑も見えて 良い眺め。
外を進みますと、こんなユニークなものも。
「野菜風鈴」です。こちらも綺麗に色づけされています。
さらに進むと本堂真裏の廊下にも風鈴が並んでいました。
ピンク色だけど、角度によって反射して色が変わる様なタイプでした。
客殿へ
本堂を後にしまして「客殿」へ。
入口の 橙色の風鈴と青もみじのコントラストが素敵です。
⇩注意事項が書かれています。
展示 (猪目とは?)
「客殿」受付を過ぎてすぐに少し展示があり、「ハート窓」の ハート=“猪目” について知ることができました。
“猪目”は日本に古くからある伝統文様だそうです。
実は私、「ハート窓」はインスタ映えのために造られたものだと思っていました!(それもあるかと思いますが。)
猪目は 魔除け・福を招くとして、お寺や神社によく見られるそうです。正寿院の「鍵隠し」や「懸魚」にもあるそうなので探してみて下さい。
【幸せを呼ぶハート窓】猪目窓
こちらが 今インスタ女子の間でアツい「ハート窓」。
正式には「猪目窓」と言います。
窓の外に四季折々の景色を見ることができ、午後4時頃には猪目窓に陽が射してハートの影ができる様子も見られます。
現在は青もみじが美しいです。
12時半頃の強い日差しで若干白飛びしています…。
天井画
また、客殿の160枚の「天井画」もたいへん美しいです。
約90人の日本画家によって書かれたものだそうで、すべて違う模様になっています。
↓ 画像クリックで拡大表示
四季の舞子さんや、四つ角には四神がいました。
仰向きに寝転んでじっくり見るのがオススメ。
客殿の庭園
青々と茂る紅葉と潔白な石、風鈴と手水の音が響いていて、清々しい空気のお庭でした。
まとめ
今回は京都府宇治田原町にある「正寿院(しょうじゅいん)」の「風鈴まつり」へ行きました。
最初は 拝観料が高いなとか、インスタ映え狙ってるな と感じていましたが…
青もみじや石畳、砂利など 全体的にすごく丁寧に手入れされていて美しかったです。
(客殿のトイレもほぼ新品できれい。)
風鈴も 硝子が 薄く繊細で、透き通ったきれいな色をしていました。
分かりやすい説明も所々にあって、予習なしでも すごく楽しめるお寺です。
正寿院 風鈴まつり 基本情報
アクセス:
・駐車場あり(協力金300円)
・JR/京阪「宇治駅」より タクシーで 片道5000円くらい
・JR「京田辺駅」より 京都京阪バス(新田辺宇治田原線62Bまたは62)で「維中前バス停」まで約30分→ 「維中前バス停」より タクシーで正寿院まで約10分(片道 2000円くらい)
・JR/京阪「宇治駅」より宇治茶バスで「奥山田正寿院口」まで 約38分(2022年3月12日~12月11日 の土日祝のみ・本数少な目)詳しくはコチラ
風鈴まつり開催期間:
2022年6月1日(水)~9月18日(日)
8/17のみお休み
拝観時間:
9:00~16:30(最終受付は閉門15分前まで)
※混雑時、入山制限した場合は閉門延長あり
※12月~3月は10時~16時(最終受付は閉門15分前)
拝観料:
風鈴まつり期間800円(菓子付き)
※通常時600円(菓子付き)
公式HP:正寿院http://shoujuin.boo.jp/